2009年08月25日

荒澤寺の秋峰

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荒澤寺の秋の峰入りが始まりました。


月山のミネザクラが少しづつ赤く染まり
二の坂茶屋から庄内平野が見渡せる頃になりました。

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秋峰の季節がやってきたのです。

羽黒修験道では、四季の峰入りがあります。
峰入りといえば、秋の峰を指すほど
とりわけ尊重されるのが秋の峰。

秋峰修行は母の胎内に宿った新しい生命が
地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間
天・声聞・縁覚・菩薩・仏の十界にわたる修行をして
新しい仏として人間の世界に再生する
という信仰を体験するものです。

かつては修行期間も75日だったのですが
寛文9年には15日に、明治44年には10日に
終戦後は入峰者は8月25日から入行し
31日に出峰、9月1日に解散するようになりました。

本日は、羽黒派修験道の総本山
荒澤寺の秋峰初日です。

午後2時を過ぎると、一番螺が吹かれ
二番螺が吹かれると、入峰者が外陣に集まります。
初夜勤行が行われるのです。

「お立ち」の声とともに、斧、螺役に続く行列が
黄金堂に向かいます。
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黄金堂で行われるのが、梵天投じ。

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父の象徴が、母の象徴に投じられ
母の胎内に新しい生命が宿るのです。

前日の24日、自らの「葬式」を行った入峰者たちの「葬列」は
このとき、胎児を取り囲む精霊の列に転換します。

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ここから、宿った生命が再生する出峰まで、十界行が続くのです。

明日は出羽三山神社の秋の峰入りが始まります。

秋の峰の成就を心からお祈りしています。


posted by hagurokanko at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 山伏・修験道
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