NPO法人蜂鼓山社中による
羽黒山のご本坊平整備活動がスタートしました!
蜂鼓山社中は羽黒地域の若者からなるNPO法人です。
出羽三山の開祖、蜂子皇子に因む団体名を冠し
三山の歴史文化だけでなく、自然環境を
次代へ継承しようと実践的な取り組みを行っています。
(写真:NPO法人蜂鼓山社中理事長 星野博氏)
これまでの活動で、分けても特筆すべきは
松尾芭蕉が滞在した羽黒山南谷や
月山旧参詣道を復元する活動。
前者の建築物は全焼、後者は人が通らなくなり
堆積した落葉と繁茂する下草に
歴史の跡は久しく埋もれていました。
(蜂鼓山社中の皆さん)
下草を刈り、落葉を取り除き、礎石を表出させる。
涸れた南谷の心字池に水を、旧参詣道に山小屋を復元する。
こうした大変労力のかかるボランティア活動が結実し
現在の羽黒山の景観が創り出されています。
何気なく見ている風景にも履歴があるものです。
羽黒山の杉並木も、江戸時代に天宥が植林したものでした。
そして今年は出羽三山丑年御縁年であり
芭蕉来山320年という記念すべき年です。
そこで、芭蕉が句会を開いたという
「ご本坊平」の整備活動が開始されました。
今日はその第1日目。
蜂鼓山社中・出羽三山神社が集合し
下刈りと間伐を実施しました!
約5時間に及ぶ作業は無事終了です。
今後毎週月曜を作業日として
7月11日(土)の大整備活動まで継続していきます!