2011年12月09日

古写真でたどる、羽黒山から月山への道〜九合目

39.仏生池小屋26-1.jpg

月山九合目、仏生池小屋。
写真は戦前の頃のもの。もちろんぬま小屋ではありませんが、小屋は今も経営されているます。

”仏水池”の由来を尋ねてみると、江戸時代の文書の佛水池のくだりには”釈尊の生まれる日に八大竜王が下界の悪習をはらおうと聖なる水を湛えて清めた池=仏生池”と、大意このように書かれています。

また、九合目を営む工藤さんによれば、”仏生池は文字通り「仏の生まれる池」で、道者はここで死に水をのみ、魂となって頂上へ行き、月山神社にお参りして生命をもらい、それから(月山山頂にある)神饌池で産湯をもらって生まれ変わる”のだそう。
池の中にはかつて阿弥陀如来が祀られており、現在、池のほとりに真名井神が祀られています。

小屋の名物は雷豆腐。
聞き慣れない名前ですが、昭和9年より小屋を営んでいた矢島清源さんは、石臼で大豆を挽き、朝夕小屋名物の「雷豆腐」をつくり、赤飯を蒸したそうです。石臼のゴロゴロ...という音が、小屋近くまで来た道者には雷の音に聞こえたから名付けられた名前なんですね。

現在の小屋主・工藤純平さんは、鶴岡市でトレイルというアウトドアショップも営んでおられます。

posted by hagurokanko at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 出羽三山